片頭痛のあたりまえを変えていこう

本当の想いに気づいた日

片頭痛と私たち家族のはなし

監修:
獨協医科大学 副学長 平田幸一先生
協力:
JPAC(頭痛医療を促進する患者と医療従事者の会)

片頭痛と付き合いながらがんばっているあなたへ

片頭痛と付き合いながら
がんばっているあなたへ

    片頭痛は、仕事や家事・学業で忙しい生活を送っている10歳代から50歳代の患者さんで、日常生活への負担が大きい神経疾患です 1)。ご家族も患者さんを大切に思い、寄り添っていらっしゃると思います。しかし、あまりにも長い間片頭痛と付き合ってきたために、片頭痛に振り回される日常を「あたりまえ」と感じてしまい、医療機関で自分が困っていることを話したり、治療について改めて相談することに二の足を踏んでしまう方が少なくありません。
    次ページから始まるマンガは、そんな患者さんのひとりであるカオリと家族の物語です。
    片頭痛の症状やつらさ、片頭痛発作のきっかけなどは人によって違いがありますし、職場や家庭の環境も、もちろん人それぞれです。しかし、カオリと家族のストーリーは、もしかすると「そうだ、私もこんなつらさを抱えているんだ」と気づくきっかけになるかもしれません。
    本内容によって、片頭痛のつらさを我慢してがんばっているあなたに「自分のため、そして家族のためにも、一人で抱え込まずみんなの力を借りて、もう一度片頭痛と向き合ってみよう」という思いを持っていただければ幸いです。

1)GBD 2016 Neurology Collaborators: Lancet Neurol. 2019; 18: 459- 480

仙台頭痛脳神経クリニック 院長 松森 保彦

協力:
JPAC[頭痛医療を促進する患者と医療従事者の会]

JPACは日本頭痛学会が国際頭痛学会と共同で行っている活動です。頭痛患者さんが健康でかつ充実した仕事、家事、学業ができ、余暇を楽しむ生活環境を目指し、患者さんと医療従事者とが共にその方法を考え、実行することを使命に活動しています。

監修:仙台頭痛脳神経クリニック 院長 松森 保彦 先生
協力:JPAC[頭痛医療を促進する患者と医療従事者の会]
漫画:はしゃ